1Q84 を読み始める

発売日に買ったけれど、なにか読めないで置いておいた 1Q84 を読み始める。
読む前に内容を知ってしまわないように、ここしばらく関連の情報は避けていたけれども、それでも浸透してくる情報に耐えられなくなった。すごい小説、らしい。もちろん村上春樹の最新作なんだからすごい小説であることは言われなくても分かっているのだけれど、すごい小説だと分かっていることと、読んだ人の感想として「すごい小説」だと言われることは意味が違う。また、宗教が関係してくるということも知ってしまった。内容についての情報が堆積すればするほど、自分で読んだときの感触が変わってしまう。その本を初めて読むという体験は、人生において一回しか訪れない。それなのに、その体験をこれ以上劣化させてしまうのが嫌だった。
だから、読み始める。自分で買ったハードカバーを読むのは本当に久しぶり。図書館の本のように表紙がシールされていないから、少し読みづらい。しょうがないので、本屋でかけてもらった紙のカバーでそれの代わりを作ってかぶせてみる。なかなかいいです。
http://www.bookcover.jp/20050316133901.htm
丁寧に読んでいきたい。