Windows Vista の DHCP クライアント

家の無線ルータを買い換えた。Linux からは普通に無線で接続できたのだけれど、Windows Vista のマシンでインターネットが使えなくなってしまう。一見、接続しているように見えるのだけれど、「限定された」とか「ローカル」などの言葉がついている。
ルータを調べると、無線の認証は通っているけれど、IP が割り振られていない。どうも、DHCP に問題がありそうだ。
Linux では接続できているので、OS との相性だと予想をつける。検索すると(vista dhcp - Google 検索)、ぴったり解決策が出てくる。Vista はアドレス要求に対してブロードキャストでの応答を求めるデフォルト設定になっていて、それに従わないパケットが DHCP サーバから返ってきても無視してしまうようだ。なるほどね。
解決策は に書いてある。レジストリをいじって、DHCP のブロードキャストフラグを利用しないようにすればいい。
ちなみに、上の解決策で必要なインターフェイスの {GUID} はコマンドプロンプトから下のコマンドで調べられる。

> getmac.exe /v

追記

多くのページでは解決策として、レジストリ内に DhcpConnDisableBcastFlagToggle を追加することが書いてあるけれど、僕の環境ではそれだけでは不十分だった。一時的に解決しても、再起動するとまたアドレス割り振りが上手くいかなくなってしまう。DHCP のリース期間と関係があるのかもしれない。対策としてさらに DhcpConnForceBroadcastFlag という項目の値をいじる必要があった。詳しくは、上のマイクロソフトのページの「詳細」セクションに書いてある。

firefox の content.notify.backoffcount の意味

mozillaZine に書いてありました。

This preference controls the maximum number of times the content will do timer-based reflows. After this number has been reached, the page will only reflow once it is finished downloading.

Content.notify.backoffcount - MozillaZine Knowledge Base

ページデータをダウンロードしている途中、定期的にそこまでのデータだけで描画する、その上限回数、ということのようです。デフォルトは -1 = 無制限。つまりデフォルトの設定では、ページのダウンロードが完了するまで、定期的に再描画し続ける。一方、いくつかのページで推奨されている「5」というチューンでは、まず最初のほう(5回分)だけ描画して、あとはダウンロードが完了してからページ全体を描画する、という動作になりそうです。
ちなみにそのレンダリングの間隔は整数値 content.notify.interval で設定できるようです。デフォルトは 120,000(マイクロ秒)。

漫画「SLAM DUNK」

井上雄彦SLAM DUNK」を一気に読む。その後、気持ちがすごく暗くなる。自傷的に寝る。なにか一つのことに夢中になり、正しいと信じて努力し続ける。そういうことをできる人間がいるということ。そう思うと、自分がウジウジ悩む人間でしかなかったことに落ち込んでしまう。また単純に、自分も運動部に所属してみればよかったかなと思ってしまう。昔、自分は運動向きじゃないと決めつけているところがあった。でも今は、体を動かしたり、専門的な技術を磨いたり、自分の体が変わっていくのを知ることは、実は楽しいことであることを知っている。
またそして、それらはつらさを伴うものであり、続けるのが難しいことも知っている。進んでいくと、必ず初志に対抗する考えが持ち上がり、価値観の変換という題目で心を誘惑してくるのだ。僕はこいつに屈してばかりだった。
SLAM DUNK」は漫画で、ただの大いなるフィクションだ。そして、どちらかというとエンターテイメントよりだ。だから、これを読んで、素直に影響されるのは恥ずかしいことなのかもしれない。でも、そこで僕の気持ちが揺り動かされて反応したのは本当だ。それはごまかせないし、ごまかすところではないと思う。むしろ、そういう反応を自分で観察して、蓄積していくことで、僕は自分を知っていきたい。

Ubuntu 9.04 に ATOK X3 for Linux をインストール

手前の Ubuntu 9.04 に ATOK X3 for Linux をインストールする。ATOK X3 はけっこう前の製品なので、はたして Ubuntu 9.04 で無事に動作するのか不安だったけれど、何のことはない、対応ディストリビューションとしてサポートされていた。

公式 FAQ に掲載されている手順に従って、粛々とインストールを進める。ちなみに、僕が持っている ATOK はダウンロード版です。

ATOK 本体を導入して、アップデートモジュールをあてて、Ubuntu 9.04 対応モジュールをあてて、動作設定をする。特にエラーも発生せず、無事にインストールが完了してしまった。なんだかあっけない。
インストール後は、ATOK のキーの設定をする。といっても、無変換キーを半角モードに、変換キーを漢字モードに対応させるだけ。カスタマイズは必要最小限に抑える方針にしている。
さらに、ATOK からできない設定をするために、iiimf-properties を導入する。ATOK のトリガーキーを全角/半角キーだけにして、あとウィンドウの左下にぶらさがる IIIMF ステータスを非表示にする。初めてインストールしたときは設定に苦労したけれど、手順をメモしておいたので楽にすんだ。

はじめは心を開く

批判してやろうという気持ちでのぞんでも何にもならない、ということに改めて気付く。時間を無駄に過ごした、という思いだけが残る。それは相手のせいではなく、自分のせいだ。とりあえず一度は心を開いて、相手を理解しようとしてみればよかった。批判しようとする目では、批判的なところしか見えてこない。
はじめから心を閉ざしてしまうこと。これは僕の悪癖の一つ。ときどき気が付いて反省するのだけれど、なかなか治らない。