黒田硫黄の最新短編集

大金星 (アフタヌーンKC)

大金星 (アフタヌーンKC)

黒田硫黄,久々の短編集.電車の中で読んで後悔した.黒田硫黄はさらりと読もうとしてはダメだ.あと,読んでいる途中にふと顔を上げたら,前の人もこの漫画を読んでいて何か恥ずかしかった.
この本の漫画でいうと,見事に昔の作品のほうが面白かった.初出の年代でいうと2002年から2003年のもの.黒田硫黄が,一時期消えかけたのはこの後だったっけ?その後の作品『ミシ』『多田博士』,もちろんつまらないわけではないのだけれど,それ以前と比べると何かが違う.
あと,挟み込みのチラシに書いてあったのだけれど,来月から『大日本天狗党絵詞』と『茄子』が新装版で出るらしい.くそう,新しいカバーが楽しみだ.